「はい」

次の日の土曜日になってあたしは圭の部屋にいる
いる理由は圭に呼びだされたから


「……ナニコレ?」

「えーと、こ…んやく…ゆびわ…」

「蒟蒻指輪(こんにゃく)?」

「違うっ」

もーっと圭が真っ赤になってあたしの手首を掴んだ

その姿ですらもはや犬を連想させる
強いて言うなら苛められて拗ねた犬みたいな…

ヤバい可愛い…