純情彼氏


こんなに大きい天の川見たことない

「でしょ?俺のオススメの場所なんだ」

暗くて見えないけど圭はきっと笑ってる
だって圭の周りの空気が優しいもん

「…連れてきて良かった」

大きな手であたしの頭を撫でてそのままあたしの手を握った

「ちょ…っ」

「減るもんじゃないでしょ」

そうだけど…そうなんだけど
圭の右手があたしの左手に乗っかってる
ただそれだけ…それだけだと思えばいいのに

意識する一方で
隣にいる圭の存在を感じすぎて

「っ……来れて良かった…。
圭、ありがとう」

この一言を言うのに精一杯だった