圭の手に自分の手を重ねてあたし達は並んで座った

せめて一時間目が終わるまでは

圭だけを
圭のことだけを考えたい


「…好きだよ」

繋いだ手から伝わる体温がとても愛しくて恋しくて


二度と離したくないのに

終わりの時間は近づいていく



「…圭、あたしね」