もう誰にも分からない


先輩がどうしてあんな事をしたのか

橘があたしをどう思っていたのか


全部が霧に隠されて
何も分からない

「あたしはただ……橘と笑いたかっただけなのにな…」

ポツリと呟いた言葉と共に涙がこぼれた


悔しくて悲しくて…それでも心のどこかでまだ橘を好きなあたしと



殺してやりたいと願うあたしが居た