ソッとお腹をさすっても痛みは消えない


涙ももう出ない


あたしは1人廃墟ビルの床に横たわっていた

先輩達はやることをやって帰ってしまった


「……………っぅ…」

こんな事が自分の身に起こるなんて思わなかった

ただ………鳴り響いたあたしのケータイが更にあたしに追い討ちをかけた