「抵抗しない方が良いと思うけど」 以前となんら変わりないはっきりとした口調 あんなに好きだった先輩が さっきまであんなに好きだった橘が 「……壊れちゃえ」 全部…全部壊れてしまえ 「壊れるのはお前の勝手にすればいいけど俺らは手放す気無いから」 周りに居た男があたしを取り囲む ここに来た時から感じていた嫌な予感は当たってしまった