人の死なんてあっという間で、伊地知の棺はリムジンに乗せられ火葬場へと向かう。
その後、クラス全員が一度集まり、担任が「マスコミに何か聞かれても答えないように」と念を押す。
葛城たちはまだこちらをチラチラと見ていて、これから僕が何をしようとしているのか気になっている様子だった。
「竹島!」
解散になった途端、葛城たちが僕の腕を無理やり掴み、クラスの輪から引き離していく。
「……んだよ」
「伊地知と俺ら、マジで友達だったんだぜ?」
この期に及んで、葛城は平然と「友達だった」と言い切る。
「……おまえら、頭悪ぃな。伊地知の身体の傷、バレてないと思ったら大間違いだぞ」
「………!」
「――それに。遺書があったって知ってたか?」
「……遺書!?」


