「これから どうしよう…」
『カチカチカチカチ』
部屋の中は とても静かで、しゃべる相手もいなければ、声をかけてくれる相手もいない。ただ時計の針だけが音をたてて動いていた。
「寂しいな…」
勘ちゃんが いてくれたら楽しいのに…どこがで そう思う自分がいた。




もしかしたら…前みたいな私達には戻れないかもしれない。もぅ笑い合えないかもしれない。いやいや…でも きっと戻れるよ。時間が解決してくれるはず。私は あまり勘ちゃんの事を考えずに学校に行く準備をした。




『ピーンポーン』
私が家を出ようとした時だった。インターホンがなったので私は あわてて外に出た。「おはよ〜う。迎えに来たよ」
ドアの前に立っていたのは いとこの妃菜だった。なんで妃菜がいるの?と思ったけど、私は鞄を持って妃菜と学校へ向かった。