勘ちゃんに告白された翌日、私は いつものように朝 起きて見慣れない天井を見つめていた。
「はぁ…」
ため息が出て 私は一気に布団から飛び起きた。階段を降りてリビングに行くと、勘ちゃんが朝食を作っていた。




「おはよう」
「おはよう」
勘ちゃんは とても素っ気なかった。いつもは髪の毛 ボサボサだなとか言って 頭を撫でてくれるのに…。
「俺 先に行っとくから」
「えっ?」
「じゃぁ。遅れずに来いよ」
「うん……」




勘ちゃんは いつもより先に家を出て、学校へ行ってしまった。私は 明らかに避けられてるよね?だけど それは仕方ないかもしれない。私は…昨日…ヒドイ事を勘ちゃんに言ってしまった。『勘ちゃんを そんな風には見れないよ』って…。