「美香、俺ちょっとトイレ行ってくる」
「うん。わかった」
勘ちゃんがトイレに行って、私は たった1人 部屋に取り残された。なんだか この感じ…寂しいかも…




『ピーンポーン』
そんな事を考えていると家のチャイムが鳴った。勘ちゃんはトイレに行ってるし、少し出るのを躊躇ったが 外にいる人を待たせるのも失礼だと思い、階段を降りて ドアの方に向かった。




ドアノブに手をかけてドアを開けた。
『ガチャ』
「あっ!!美香ちゃん!!久しぶり」
「安本先輩」
ドアを開けて ビックリした。まさか こんなに早く安本先輩が来るとは思ってなかったから。そして…安本先輩の隣には…
「はじめまして。」
「は、はじめまして」
先輩の隣には髪を栗色に染め、クルクルに巻いていて、ほんのりメイクをしている可愛らしい女の人がいた。