私が先輩を好きになってから、早くも2ヶ月が経とうとしていた。浜岡くんは…あの日から ずっと学校に来ていない。私たちは、もうすぐ三年生になるので勘ちゃんの家で必死に学校で出た宿題を終わらせようとしていた。



「勘ちゃ〜ん!!これ教えて〜」
「ええ?また?」
「仕方ないじゃん!!」
勘ちゃんは呆れたように私と向き合い、わかりやすく丁寧に勉強を教えてくれた。



「もぅ…美香って本当に 田村がいないとダメだよね」
一人で黙々と勉強をしていた萌ちゃんが、突然 口を開いた。
「少しは自分で しなきゃダメだよ」
「だって…」