「美香の好きな人って…」
勘ちゃんが そう尋ねてきたので、私は安本先輩だよと答えた。
「まじかよ…」
勘ちゃんは、私の好きな人を聞いて少しだけ悲しい顔をした。




「うぅっ…うっ…」
私は我慢できずに嗚咽が出てしまった。そんな私を見て勘ちゃんは…私の腕を引っ張り自分の部屋へと連れて行った。
「本当に安本先輩の事が好きなのか?」
「う、ん…」
「そっか…」
勘ちゃんは、ふぅーと ため息をついて自分のベッドにダイブした。