「さぁ みんな食べよう」
「浜岡くん!!」
「なに?」
「話だけでも聞いてあげたら?」
「………」
女の子は いまにも泣きそうな顔をしている。それが ちょっと可哀想で…。




『ガタッ』
そのとき、浜岡くんが突然 立ち上がり 女の子の手を引いて、教室から出ていった。
「あれは絶対に告白だな」
勘ちゃんがニヤニヤしながら言っている。
「絶対だね」
それに つられて、萌ちゃんまでもニヤニヤしていた。