こうして私達の、
中学生活は幕を閉じた。
「萌ちゃん、日菜子、バイバイ」
「「バイバーイ」」
私達は、姿が見えなくなるまで手をふり続けた。




「メールもしてね、電話もだよー!」
萌ちゃんは泣きながら手をふってる。
「美香ー!!私にもしてよー!!」
日菜子は最後まで泣かなかった。
「わかったー!!」
私達は手をふるのをやめなかった。




「「「またねー!!!」」」
私達の声が重なり、次の季節を知らせる風が静かに通りすぎた。
私は幸せだった。
大好きな友達がいて、大好きな人がいる。
ありがとう!!