勘ちゃんは突然 私に抱きついた日菜子に対し、少し強めの口調でいった。
「みーかー!!」
萌ちゃんは顔がグシャグシャになりながらも大泣きしていた。
「萌ちゃん…」
萌ちゃんも私に抱きつき、私達は四人で抱き合った。




「みんなー撮るよ」
「あ、妃菜!」
妃菜は たまたま役員で卒業式に出ていた。まぁ お手伝いさんだ。
「こんな顔じゃ撮れないよー」
日菜子が涙を拭いながら目を腫らしている。




「大丈夫大丈夫」
妃菜は心配する私たちをよそに、カメラを向けた。
「1足す1は??」
カメラを向けられ とっさにポーズした。
「にー」
『パシャ』