「なに笑ってんの?」
「いや、べつに…」
私は少し落ち込みながらも夕飯を なににするか考えた。
「じゃぁ俺が作るよ」
その時、勘ちゃんが突然 立ち上がりキッチンに向かった。




あれ?勘ちゃんって料理できたっけ?
「なにがいい?」
勘ちゃんの質問に対し、みんなは声を揃えて、
「「「「なんでもOK」」」」
と言った。




「了解」
その合図と共に、勘ちゃんは料理を作り始めた。
「いい匂い」
私は鼻をクンクンさせ、料理が出来上がるのを待った。