「美香ちゃん…」
「私は…」
いっちゃダメ。言ったら…関係が崩れてしまう…
「先輩が」
でも今の私には気持ちを止めることなんて出来ないよ…




先輩の事、こんなに大好きなんだもん…
「私は先輩が好きです」
「………」
先輩は黙ったまま私を見つめた。
「ゴメンなさい…好きになって…」
「ゴメン…」
先輩は また私を抱き締めた。




先輩…それは どういうゴメンですか?
抱き締めた事?それとも…私の気持ちは受け取れないのゴメンですか?
「わかりました。離してください」
私は先輩から離れると、勘ちゃんの家を飛び出した。