「うわっ!!きたな!!」
妃菜は私が吐き出したジュースを拭きながら言った。
「だって!!ひ、妃菜が突然 変な事 言うから!!」
私も妃菜に替わって吐き出したジュースを拭いた。




「てことは…キスされたの?!!」
「…………」
「黙ってるって事は…キャッ」
妃菜が冷やかすように笑っている。
キャッって…
絶対に楽しんでるな…




「ちょっとだけね…」
私は小さい声で妃菜に言った。
「嘘〜」
「ちょっとだけだよ。ちょっとだけ。」
「はいはい」
妃菜は相変わらずニヤニヤしながら楽しんでいる。