また君に会えるまで

先輩は高校生。
私は中学生。
早く高校生になりたい…
そしたら先輩にちゃんと告白して…意識してもらいたいよ…
「美香ちゃんは どの高校うけるの?」
「先輩は…どこ受けたんですか?」




先輩の質問を遮り、私が質問した。
できれば先輩と同じ高校がいいなー。
そんなことを思いながらワクワクしてた。
「俺は私立の高校だよ。剣道が強いところ」
先輩は私に微笑みながら そう言った。




剣道が強いところか…
じゃぁ私には無理かも…
私は剣道なんか強くないし、私立よりも公立を受けるつもりだし…
あーあ。
「はぁ…」
私が大きくため息をつくと、先輩は私の顔を覗き込んだ。