「あー!!疲れた!!」
次の日、学校に着いた途端に自分の席へ崩れ落ちた。
「なにが疲れたの?」
日菜子が聞き返す。
「色々だよ」




「あ、美香。」
「ん?」
振り向くと、萌ちゃんが立っていた。
なんとなく言いたいことは…わかる。
「どうだった?」
「あとで話すよ」




日菜子は私たちの会話を意味が分からないと言うような顔で見ていた。
「なにかあったの?」
日菜子が遠慮がちに そう聞く。
「ううん」
萌ちゃんは、なにもないのかように答えた。