「勘ちゃん、好きでしょ?リンゴ飴」
「サンキュー」
勘ちゃんは次第に元気を取り戻していった。
「良かった。元気になって」
「悪かったな」
「なにが?」
「色々」




勘ちゃんは私の頭を いつもみたいに撫でてくれた。
そして二人で色々な屋台を回った。
「もう8時だから帰るか」
「やだ。まだいたい」
私は少し わがままを言って、勘ちゃんを困らせた。




でも勘ちゃんは そんな私のわがままを聞いてくれて…
私達は冬祭りを楽しんだ。浜岡くんの事は すごく気になるけど、いつか話してくれるって信じてる。
そう…私は信じてる。