また君に会えるまで

「いい加減にしろよ!!!!俺達は本気で心配だったんだよ!!突然 消えやがって、なにか一言 言っていけよ!!」
勘ちゃんは浜岡くんの胸ぐらを掴み、怒りに満ちていた。




こんなに怒っている勘ちゃんを見たのは初めてで、私は正直 驚いた。
「離せ」
「…」
「離せよ!!」
浜岡くんは勘ちゃんの手を思いっきり振り払い、乱れたシャツを整えた。




「帰ってくれ。迷惑だ」
「浜岡くん、また来るね」
私はニコッと微笑み浜岡くんを見つめた。
浜岡くんは そんな私に驚いていた。
「勘ちゃん、今日は帰ろう」
「あ、うん」
私は勘ちゃんの手を引き、病院を後にした。