また君に会えるまで

「浜岡…お前のお母さんって」
「なんで来たんだよ」
「えっ?」
「なんで勝手に来たんだよ」
浜岡くんは少し怒っていた。




「心配だったんだよ…浜岡くんが」
浜岡くんにそう言うと、フフッと鼻で笑われた。
「心配?ふざけるな。心配なんかしなくていい。頼んでないだろ」
浜岡くんは冷静に言葉をすすめる。




「勝手にノコノコと人の母親の病院まで来て、なにがしたいんだよ」
「お前なー」
「迷惑なんだよ。俺は少ししか学校に居なかった。そんなんで友達づらするな」
浜岡くんの言葉に、とうとう黙っていた勘ちゃんがキレた。