また君に会えるまで

「さ、これから病院だ。少し歩くけど大丈夫か?」
「あ、うん」
勘ちゃんは私の手を引き、早足で歩き出した。




「あのさ美香…」
「ん?」
勘ちゃんは少し気まづそうに私を見て、黙り込んだ。
「……」
私たちの間には少しの沈黙が続く。



「勘ちゃん?」
私が勘ちゃんを呼ぶと、勘ちゃんは振り返り私に聞いた…
「美香はさぁ…まだ安本さんの事 好き?」
「……え?」