また君に会えるまで

「美香、いまから俺達 早退するぞ」
「えっ!なんで?」
「浜岡の所に行くには、早く行かないと帰れなくなる」
「わかった」
勘ちゃんは私を連れだし、早足で駅に向かった。





私達は浜岡くんの居る病院の駅まで電車に乗った。
「美香、起きろ」
「んー」
「おーい」
「あれ?着いたの?」
私が目を冷ますと、とっくに電車は駅に着いていた。




「着いたよ」
私は いつの間にか駅のホームの椅子に座っていた。
「いつの間に?」
「美香を運ぶの大変だったんだからなー」
「運んでくれたの?」
「まぁな」
勘ちゃん、私を運んでくれたんだ…
重たいのに…