また君に会えるまで

こんどこそ先生だと思い、私たちは とっさに机のしたに隠れた。
「大丈夫だぞー」
あれ?この声は…勘ちゃん?




「隠れんなよー」
「なんで勘ちゃんが?」
「いや、美香さっきから全然 帰ってこないからさ。心配で」
「そっか。私は大丈夫だよ」
私がそう言うと、勘ちゃんはホッとしたように図書室の椅子に座った。




「授業さぼりやがってーあれ?中田もいたの?」
「なによ。私は邪魔って言いたいの?」
「そんな事 言ってないから」
萌ちゃんと勘ちゃんは、なにやらピリピリした雰囲気になってきた。