お兄さんは萌ちゃんのヒエピタを代えている。優しいお兄さんで羨ましいなぁ〜
「ん…美香?」
「どうしたの?萌ちゃん」
「ちょっと言いたい事があるの…」
「言いたい事?」
萌ちゃんは手招きし、私の耳元で言った。
「浜岡くんの休んでる理由わかったよ」
「えっ?えええ」




浜岡くんって浜岡くんだよね?私は驚きのあまり口をパクパクさせていた。全然 学校に来ていなかった浜岡くんの事が わかったなんて…萌ちゃんスゴイ!!
「で、理由は?」
「お母さんが入院してるらしいよ」
「入院?なんで?」
「病気だって」




浜岡くん…そんな理由があったんだ…でも なんで萌ちゃんが知ってるの?
「あのさ…」
「言いたい事は わかってるよ。私、浜岡くんのメアド知ってたから たまにメールしてたの」
「ふーん」
私は そろそろ帰ろうと思い、萌ちゃんに『バイバイ』と言って帰った。
「おじゃましました」
「また来てね〜」
「さようなら」