こんな叶わない恋 やめた方がいいのかな?だけど、そんな簡単に諦められないし…
「美香…俺は美香が好きだ…」
「でも…」
勘ちゃんの腕の中は気持ちよすぎて、ついつい寝てしまいそうになった。
「美香が安本先輩を好きでも…俺は美香だけが好きだから」
「うん…」





「だから、そんな顔で見んなって」
私が勘ちゃんを見ていると、勘ちゃんも私を見ている。
「美香、目つぶって」
「なんで?」
「いいから つぶって」
私は勘ちゃんに言われた通り、目を閉じた。すると、なにか柔らかいものが私の唇に触れた気がした。






「……!!」
目を開けると、勘ちゃんの顔がドアップで私の目の前にあった。
「ちょ、勘ちゃん!!」
私は勘ちゃんから唇を離したけれど、勘ちゃんは また唇を重ねる。
「……ん」
私が抵抗すると、勘ちゃんは さっきよりも激しく唇を重ねてきた。