「じゃぁカラオケでも行っちゃう?」
妃菜が そう言うと、日菜子は『行きたい』と賛成している。
「制服で行くの?」
私は2人に そう聞いた。一応お金は持ってるけど、制服でカラオケ店に入れるか心配だった。
「制服だよ。中学生でも大丈夫だって!!」
妃菜が自信満々に言っている。そこまで言うんなら大丈夫かな。




「そうと決まれば行こう」
「はぁーい」
妃菜と日菜子は2人で さっさと歩いてカラオケ店に向かっている。
実は今日 私達は部活を休んでいる。と言うよりかは…サボっている。私は勘ちゃんと気まづいから行っていない。日菜子と妃菜は私に合わせて行っていない。




「美香 遅いよ!!」
「美香ちゃん早く〜」
「いま行く!!」
私は日菜子と妃菜に呼ばれて、二人のもとまで走っていった。
私達は歩いて10分ぐらいで着く、駅前のカラオケ店に行った。店に入ると、三人には大きすぎる部屋だった。