男は大理石が並ぶ床を踏み進んでいた。 久しぶりに戻ると、出迎えた神官が苦笑し「問題発生ですよ」と告げた。持っていた鞄を預けながら溜息。 その問題というのは常日頃発生している気がするのだが、と男は思う。もはや日常茶飯事すぎて常に体の不調を訴えたくなっていた。 ゆったりとした控えめな色の衣を纏ったその男は、その足で呼ばれた主のもとへ向かったいた。 いくつかの扉を抜け、膝をおり頭をさげ待つ。 「―――人払いを」 澄んだ声が響いた。