「何かご用ですかな?」 「あの、エルドレイスさんは?」 「ああ、彼なら今出ているよ。何かあったのかい?」 「渡したいものがあったんですが……」 あ、と思った。 エリートで秀才、いろいろと有名なゼノンに差し入れを!という女の子はいる。それに思われた……?と私はやっちゃった感を覚える。 神官に「失礼ですが、お名前は」と言われ、答えた。と、年配神官は「貴方がシエナさんですか」と頷いた。 まさか高位神官達にも知れ渡っている……? >>