「大丈夫。気にしてないよ」
笑顔で彼はそう言う。

「気にしてないなら言わないでよぉ……」
気付いたら、私はそう言っていた。
んぇ?!
や、ヤバイ……?!

一瞬周りは静まり返る。
茜は私を睨んでいる。





だが…

「っぷ…」
誰かが吹き出したように笑う声が聞こえた。
え?だ、誰!?

ふと、視界をあげると笑っていたのはさっきの男の人。

かぁぁぁぁあっ///っと頬が赤くなって行くのを感じた。
「アハハっ!」

いや、ちょっと爆笑し過ぎじゃない?

てかなんで笑った?!