甘党狐とココア。



「うん、似合ってるよ」


腕にとおされたブレスレットを見てルクが満足げに微笑む。


綺麗なその笑顔に、ココの顔も自然とほころんだ。




軽くお礼をいい、あらためて銀色に輝くそれを見る。





綺麗だなぁ…




うっとりブレスレットを見つめているとルクは黄金の瞳を細め
嬉しそうにしてくれた。




しばらくブレスレットをそのまま見つめていたけれど
不意にココは気配を感じて後ろを振り向く。




「きゃっ!?」




「…びっくり、した?」




真後ろに、へにゃりと笑うくろが居た。



さっきまで確かにダニエルの横でお菓子を食べていたのに…





ブレスレットに夢中で気がつかなかっただけかな?





ココがそんなことを考えているとくろが羨ましそうに言った。





「…すごい…綺麗…」




くろは自分の手首をちらりと見て、ココを一度見るとダニエルを見た。





「…ダニエル、私にも」





そうくろが言うとダニエルは苦笑いで答える。




「は?やだよ…
俺様は猫だから、そんな毛ねぇし…」





ココはそのやりとりが面白くてクスクス笑う。
横でルクも同じように笑っていた。








しばらくそんな、
たわいもない会話が続いた。