甘党狐とココア。




「…なんだよ」


ぱちりとダニエルの青い瞳と目があってしまい、そう言われる。



「あ、いえ…」



そう言ってココは大人しく黙る。

これ以上聞いたら、
ダニエル怒っちゃいそうだな…



ココは静かにルクを見てこそりと言った。



「お店はいつ開けるんですか?」



するとルクは、一瞬悩むように目をつむり、すぐに綺麗な黄金の瞳を開く。




「いつでもいいよ?ココが開けたくなったら
僕は店を開けるつもりだけど

もちろん、手伝ってくれるんだよね?」




ココはびっくりして目を見開いた。




だって、私は人間で狙われる存在なのにー…





ココがそんなことを考えているとルクはくすっと笑ってココを撫でながら言う。



「これをつけたら大丈夫だと思うんだけどなぁ?」




そう言ってルクに差し出されたのは銀色に光るふわりとしたブレスレット。



何だか、ルクの毛みたいにも感じられる。



案の定、ルクは言った。




「獣姿の時の僕のしっぽの毛をつむいでつくった。

これがあれば十分隠せるし」




なるほど…何かよくわからないけれど大丈夫な秘策ってことだよね?



ココはそれを受け取ると銀色に光るそれを腕に通した。