「痛てぇぇぇ!やめろ!ルク!
誤解だ誤解!」
するとルクは冷めた声でただ一言…。
「…あっそう」
ルクはそっぽを向くとココの傍にきて、ココを抱き上げた。
そしてそのままカウンターの向こう側に連れていかれる。
「ダニエルは変態だから。バカだし。
近づかれたら叩いていいから」
そう、抱き上げられたままココは耳元で言われる。
「は…はいっ…」
変なことを言われた気がするけど耳元で響く声がくすぐったくてココは首を引っ込める。
ルクはくすりと笑いながらココを下ろしてくれた。
一方ダニエルは不機嫌そうに青い瞳でルクを睨みつけていた。
しかしお返しとばかりにルクは知らんぷりして。
…この二人、
本当に仲良いのかなぁ…?
ココは首を傾げるけどやっぱりわからない。
「で、何?
ダニエルは何したかったの?」
ルクは柔らかい笑みを浮かべココの頭を撫でながら言う。
ダニエルはため息をつきながらも真剣な眼差しになって言った。
ココも撫でられながらダニエルのほうを向く。
「なぁルク。
ココから"イチゴ"のにおいがする」
…い…ちご?
それって真剣に言うことじゃないんじゃ…
ココは苦笑いを浮かべたけどー…
ルクは黄金の瞳をめいっぱい見開いていた。
…な、何で…!?
「え?…なに…?」
ココは背の高い、ルクを不思議そうに見つめた。

