甘党狐とココア。



しかし、まるでそんなことも気にならないかのようにダニエルはココをじっと見つめた。


青い瞳に凝視されココは固まってそれからうつむいた。


でも、うつむいた直後ぬうっと影ができて、暗くなった。


「…っ?」


何事かと顔をあげる。


そこには…
本当にすぐそばにダニエルの顔があった。


「なっ、なな、なんですか…?」


ココがしどろもどろと返すとダニエルはそれをも無視してくんくんとココのにおいを嗅ぎ出した。


そしてひょいと顔をあげココを凝視しながら言った。


「やっぱり!やっぱりココはー…痛ッ!?」


最後まで言い終わらないうちにその声はたちきられた。


ココはゆっくりとダニエルの上に視線をずらす。


そこには…



何だか黒い微笑みをうかべダニエルの頭をわしずかみにしているルクの姿があった。




「ダニエル…何してるの?
僕はそんなこと許可した覚えないけど」