それからダニエルの言葉にいちいちルクが何か言ったり、
ダニエルが突っ掛かったりなかなか進まなかったけれど…
今は、ようやくココはカフェのカウンター席に座っていた。
横にはイス一つぶんあけてダニエルが座っている。
ルクが「ココの横には座らないよな?」と
にこにこ笑いながらダニエルを脅したから。
ダニエルは小さく「腹黒野郎」と呆れたように呟いていた。
ルクは、カウンターの向こうでコーヒーを持ってきてダニエルとココに出してくれた。
「ありがとう」
ココはそう言うと、湯気ののぼるあったかいコーヒーにほっとしたように口をつける。
それは、とてもおいしかった。
…ん?
はっと、視線をあげる。
するとルクが銀髪から覗く綺麗な黄金色の瞳を輝かせ感想を待つかのようにしていた。
なんか可愛いかも…
ココはクスッと笑った。
「何?どうしたの、ココ?」
ルクが不思議そうにこっちを見ていた。
「ううん、何でもないです。
コーヒーとっても美味しい!」
そう言うとルクは嬉しそうに微笑んでくれた。
甘くて、きらきらの笑顔にココの心臓はいつもより速く鼓動する。
…でも。
「さっきから気になってたこと
言っていいか?」
そんなダニエルの声にそんな雰囲気はぶち壊れて。
案の定、ルクが思いっ切り不機嫌な顔でダニエルを睨んだ。

