甘党狐とココア。




辺りはどんどん闇に包まれてあせるココは、やっとのことで扉があった路地裏に着く。



…あれ…?



壁を見渡す。

けれど、扉がなかった。


あの不思議な世界に繋がるちっちゃな扉はなかった。






「どう、して」






ココはぽつりと呟き扉があるはずだった場所を眺めた。



どうして…



視界がぼんやり歪む。




「愛してくれるって言ったのに…嘘だったんですか…?」




涙がぽたりと色のある道に落ちる。



全部、全部、夢?私の妄想だった?


それとも私がばかみたいにはしゃいでただけ?


ココは壁にもたれてうずくまった。



今度こそ死んじゃいたい…


ココはそのまま、目を閉じた。