「ねぇ、瑠璃…俺、そろそろ芸能界戻ろうと思うんだ。まぁ、なんだかんだで事務所と相談とかして時間は掛かるだろうけど…」

「うん、いいんじゃない?」


大樹が芸能界に戻ったら、こんなに毎日会うことも無くなるんだろうな…

でも、前みたいに突然居なくなる訳じゃないし怖くない


「ねぇ瑠璃…」

「ん?」


料理の味見をしてると大樹がキッチンに入ってきた


「瑠璃…俺と結婚してください」

「うん、あなたと結婚したい…です」


答えると、大樹がぎゅっと抱き締めてきた
まったく、お料理中なのに…

まぁ、でも…うん。
凄く幸せです


「初めて…受け入れてくれた…俺、嬉しくて死ぬ」

「死なないでよ…結婚出来ないじゃない」


何度となく拒んできた大樹のプロポーズ
やっと受け入れることが出来た