して、重蔵と床を共にし 奴に合わせ相手をする。 気持ち悪い… それが本音。 だって、重蔵は金こそあるが 老いぼれた卑しい男でしかない。 初めのうちは よく噛みついていたものだ。 胸に顔を埋める重蔵を見て 吐きたい衝動を抑え、 顔を逸らし口元に手を添えて感じたふり。 来る客、来る客、 みんなに感じたふりをする “気持ち良い………?” ふざけるな。