狼姫の王子さま

「父様、おはよう」

リビングには父の龍が新聞を読み
コーヒーを飲んでいた

「おはよう薺、高等部だな」

短く言ったが、略しすぎだが母に
は臭い台詞を長々という人だ

「おはよう?薺今日ははやいわね?
気合い十分って感じかしら?」

キッチンから母である真美がきた

「おはよう母様、似合うかしら」

クルッと制服を見せると

「ええ、デザインは少し違うけど
私より何十倍も似合うわ、
懐かしいわね…」

そういう母に父は

「あの制服は真美のためのものだ
美しく、聡明、そして凛々しい
お前にはファンクラブがあったし
敵が多かったな」

散々母を讃える父
いつもの光景である…