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外に出てみると、アルサティアに行く前の普通の世界が広がっている。


これが、普通なんだよね………
私は、この世界で生きてた………




でも何故だろう、私にとってはこの世界より、たった3ヶ月しかいなかったあの世界のほうが懐かしく思える。
ここにいることが違和感でしかない。





少し歩いていくと、学校の校門が見えてきた。



ここが、私の通ってるであろう学校………



「編入試験の時以来だし、クラスとかわかんないよー…」


本当、どうしよう!!
とりあえず入ってみるしか!!


意気込んで校門をくぐろうとしたとき、誰かに肩を叩かれた。



「??」



振り向くと、茶髪でボブの髪型をした女の子が立っていた。




「鈴奈、おはよう!!」


「え?あ、お、おはよう?」



突然の挨拶に驚き疑問形になってしまった。


というか、誰っ!?


同じ制服きてるから、もしかしてクラスメートとか!?