「こんなとこにいたら風邪ひいちゃうわっ 今から、お店の子たちと食事なの ウルサイ子たちだけど、一緒にくる?」 マサコさんが心配して 私の背中をさすりながら言う 「ご、ゴメンね…マサコさん… 私…戻るところが…ない…の 一緒に…行っても…いい…?」 涙を拭きながら、マサコさんを見上げた 「えぇ、もちろんよ さ、行きましょっ」 マサコさんの差してる大きな傘の中に 入れてもらいながら 夜の道を歩いて行った