着替えた私たちは 会場の建物の裏口へまわり スタッフや警備員の様子を 遠くから眺め スタッフの姿がいない時を 見計らって中へ入り 楽屋に使われただろう、 と思う部屋を探した 「ねぇ… なんか、あの部屋っぽくない?」 廊下を曲がった右手 比較的他の部屋とは ちょっと雰囲気が違う部屋があった 「うん、そんな感じね ちょっと様子見てみようか」 「「うん」」 3人で壁に寄り添い その部屋の入り口を じぃっと見る すると…