「お前みたいに首輪付けて、リードで繋げておけば…ずっと俺のそばにいてくれるのかな?」


少し病んだ言葉まで漏れてくる。我ながら、発想が怖い…


でも、ずっとずっと桃がスキだったーーー・・・



「ワン…」



大人しくしていたモモが嬉しそうに吠えた。


「若様…お客様です」


いつもモモの世話する母さんが、やって来た。



「誰?桃??」


「舞子さんよ」