夜道に消えていった、ふたりの背中。




それと同時に、
ふわふわと舞い降りてきた白いもの。






「初…雪かぁ…」





ホワイトクリスマス――。


憧れていたはずなのに…














「最悪なクリスマス――…。」




あたしの声は、真っ暗な闇へと消えていった。