｢じゃあ、これからたまに仕事の手伝いしてくれるかな？｣


一瞬、空耳かと思ったけどどうやら本当らしい。


｢え！いいんですか！？｣


あたしの興奮は絶頂に達した。


｢うん、ぜひお願いしたいな。｣


｢あ、じゃあ、よろしくお願いします！｣


するとまた蓮くんと理夜くんが笑い出した。


｢……？｣


どこが面白かったのかが全くわからない。


｢ごめん、ごめん。なんでもないから。｣


少し笑いを抑えながら蓮くんがそう言ってくれた。