「うん。……因みに、出版もしてるんだ。」


因みにから後は少し小声になった。


「え!?嘘!?な、な、何のマンガ!?」


あまりにも必死なあたしに驚いた後、蓮くんと理夜くんは二人そろって笑い出した。


「え、なに……?」


「いや……お前がそんなに必死な顔してるの……初めて、見たから……。」


「そうかな……?」


理夜くんはまだ笑っているけど、蓮くんの笑いはもうおさまったようなので、さっきの質問をもう一回してみた。