蓮くんは理夜くんの隣のイスに座りながら、こう答えた。


「ちょっと画材を買いに。」


「え?画材って……絵を描いてるの?」


「うん……絵っていうか、マンガ。」


今の一言で、あたしは顔を上げた。


「え!蓮くんマンガ描いてるの?」


あたしの目が徐々に開いていくなかで、蓮くんはさらに衝撃的な事を言い放った。