半ば強引に連れてこられた駅近くのファミレス。


お昼時を過ぎたからか、そこに人はあまりいなかった。


「お前さ、寂しくねぇのかよ。」


さっき頼んだグラタンを食べながら、理夜くんがあたしに向かって聞いてきた。


「え……いや、まあ……今は大丈夫です。」


こうして無事に高校生活を送れているわけだし。


黙々とあたしが頼んだスパゲッティを食べていると、理夜くんがまた話しかけてきた。